テラ地球こども園の写真は、園長先生のFacebookから使用させて頂いております。

仲良しママ達で集まって、勉強会やお茶会をすることはありますか? お互いに知識を深めたり、気分転換できるのはとっても大事なことと思います。

大きなホールや研修室などでの勉強会もあちこちで行われていますが、ざっくばらんとした、もっと距離の近い話しやすい雰囲気で、自分達で企画した勉強会も有りですよね。

けれど、そのときに必ず問題になるのが「場所選び」です。

実はわたしも、子どものための勉強会や交流会で、場所がなかなか見つからなくて苦労した経験があります。公的な場所の小さな研修室などを借りるにしても、手間や料金が問題になりますし、申し込みをしても空いていなかったり、空いていても時間を制限されたり、なかなか使い辛いのが現状です。

でも、自由な時間に、いろんな制限なく使える場所があったらどうですか?

実は、そんな場所をついに見つけたんです! ということで突撃してお話を伺ってきました。

暖かいその場所は「テラ地球こども園」の2階にありました。その名前も「コミュニティ広場 テラ」

勉強会やお茶会、サークル活動や交流会、はたまた音楽会や発表会だってできちゃう! とにかくワクワクしたり「なるほど〜」と知識を深めたり、コミュニティ活動での場所選択の候補に考えてみてはいかが?

場所の提供を両手を広げて「どうぞどうぞ!」と言って下さったのは、笑顔がとってもステキな福井富士子先生。

圧倒されるパワーと癒しを持った富士子先生

先生は一般社団法人「ののか学園」の理事長・園長であり、福岡市東区の私立幼保園「Terra地球子ども園」を運営されています。

そして提供して頂ける部屋は、そのテラ地球こども園の2階にあるふたつの部屋です。

すでにここでは、いろんなイベントやセミナーも行われています。また、園児とお隣さんであるふたつの老人施設利用者さんとの交流も盛んなんだそうです。

子どもの歩幅で作られた階段を上って白いドアを開けると、小さくかわいいソファーとテーブルが。そこでくつろいだりお茶を用意したりできます。奥に続く部屋はかなり広く、そのスペースがゆったりと気持ちいい。20人くらいなら超余裕、30人でも全然平気そう。これはスゴイ!  
隣のもう一つの部屋は、子ども達が体操や体を動かして遊ぶのに使っているだけあって、さらに広い! かわいくて気持ちのいいスペースに、おとなだってテンションがあがっちゃいます! 
この二つの部屋をつないでいる通路? ここをくぐる時の妙なテンションはなんだろう。
その通路のとなりには子ども達の基地が! 思わず「わあっ!」と言っちゃいました(笑)

この広いふたつの部屋を、自由な時間に必要な人達で、しかもボランティア価格で提供して頂けるんです。

先生は日本と上海での幼稚園勤務の経験、アジア各地での現地の子ども達の保育と植林ボランティア活動を通して、日本と海外のそれぞれの素晴らしさ、そして弱さも体感し、その経験を活かしながら現在の保育とともに「大人と子どもも元気になるコミュニティ広場作り」を展開されています。

ここを東区のコミュニティの中心にしたい! だからどうぞ、このコミュニティ広場を活用して! と笑顔で語られた先生の大きさに、思わずグ〜っと引き寄せられました。

もうこれは活用せずにはおれませんよ!

小さい子は1階で一時保育も。休園日も使用可能でいたれりつくせり!

特に障害を持った子どもの親は、なにかやるにも時間的に制約が掛かるし、日程調整が難しいんですと先生に伝えると、いつでもどうぞ! 休園日の日曜でも言って頂ければ部屋を開けますよ、とニッコリ。

先日は、他の幼稚園のママ達がバザーの準備で使われたそうです。その時の使用料金を訪ねると千五百円とのことで……え? それを人数で割ると……なんてお得なんでしょう!

活用方法も、二つの部屋があることでメリットがたくさん。一つの部屋でママ達が作業や勉強をして、もう一つの部屋で別のママ達やボランティアさんが子ども達を見ていることもできます。

小さい子どもさんは、希望されるなら1階の部屋で一時保育もできます(その場合は料金が発生します)。勉強会に子ども同伴ができるって、すごく助かりますよね。

また障害があっても、その子が保育の先生達を受け入れてくれるなら、保育可能とのことでした。

お母さん達を助けたいと思うので、何でも相談して下さいとのこと。ここまで柔軟にできるのは、このテラ地球こども園が認可外でありながら「福岡基準適合届出保育施設」だからです。

福岡市の監査が通っていて、市に認められた施設としてしっかり補助も受けられるので、質を落とすことなく独自の保育や教育を行うことができています。

驚くのはその保育士さんたちの経歴や肩書きです。こんな人達が集まること自体、このこども園が人とのつながりを大事にしているからこそでしょう。(ホームページをチェック!)

セミナーにもお邪魔してきました!

今回の講師は、これまた笑顔の素敵な美人ママ、ビサンティ エリコさんです。めずらしいお名前は、やはり旦那様がイタリアの方だからでした。なるほど〜。それにしても、やはり笑顔の素敵な人には、笑顔美人が集まるんだなぁ。。

お題は「感情と体は繫がっている」

目からうろこがぽろぽろ。そして、わたしの心にすご〜く残ったお話の中から二つだけご紹介します。

ママが元気でなければ、家族も元気になれない。そのためには、子育てママのトータルサポートが必要になってくる、というお話。

家族のサポート、専門家のケアでママのポットがいっぱいになったら、今度はママのポットから、赤ちゃん、子どもへの愛情がどんどん注ぎ込まれることになります。

この図を見て、とっても納得してしまいました。ビサンティさんのお話がまた分かりやすく、優しい声で心にスーッと入ってきました。

ビサンティさんご本人も、とっても苦労をされた方です。自分がポットに注いでもらったように、今度は自分がママ達に注いであげられるようになりたいと思ったそうです。そのことがまた、今のビサンティさんをキラキラさせているんだな〜。

そして、そのビサンティさんの娘さんがとっても小さい頃、ビサンティさんに「自分を好きになる方法」を教えてくれたそうです。

それは、自分で自分をギュ〜〜〜ッと抱きしめてあげること。そして、自分で自分の頭をなでてあげること。

ビサンティさんは、それを夜ひとりで試してみたそうです。すると、涙があふれてきたのだそう。

大人は自分で自分をほめることはしないし、自己肯定感を持つことが案外難しいものですが、そうやって自分で自分をほめてあげることで、自分の存在を認めてあげられるんでしょうね。生きていく根底の大事な部分を、小さな娘さんが気付かせてくれたこのお話が、今回の忘れられないものになりました。

実はビサンティさんも富士子先生も、ドテラ社のアロマタッチセラピストでもあられます。コミュニティー広場「テラ」では、アロマタッチの体験や、自分や家族を癒すためのセミナーも行われています。

わたしの息子も小学生の時でしたが、障害によて体が常に緊張していて、なかなか自分で弛緩できずに、体中が異常に筋肉質でした。医師から「このままでは早く体が痛むかも」と言われて、いろいろ探してたどり着いたのがアロママッサージでした。唯一、緊張をほぐし、体を弛緩させることができたんです。

障害があっても、アロマタッチは体にも精神にもいいと息子が証明してくれました。

興味のある方は、ぜひ!

ビサンティさんと富士子先生
このお二人の笑顔だけで、部屋がぱーっと明るかった〜!

アイデア次第でいろんな活用ができそうなコミュニティ広場「テラ」

障害のために賑やかなところが苦手、トラブルを避けるために人がいなくなってから公園に行く、ほとんど人気のない場所に連れて行って遊ばせる、人が外に出ない雨の日に雨合羽を着せて外で思いきり遊ばせるなど、そんな声を聞いたこともあります。

そんな子ども達も、ここならママと一緒に思いきり走り回って遊べそうです。そんな使い方もできるなと思いました。

コミュニティ広場「テラ」へのお問い合わせ、相談は「Terra地球こども園」のホームページからもできます。(ホームページはこちら↓)

terra-kodomoen.jp 一般社団法人ののか学園「terra地球こども園」

所在地〒813-0042 
福岡市東区舞松原1-1-8
TEL/FAX092(673)6380

今回急なお願いだったのに、お話しを伺うことを快く受けて下さった富士子先生、そして笑顔でセミナー参加を受け入れて下さったビサンティさん。

本当にありがとうございました。